forget me not

2016/1/15 最愛の彼女が亡くなりました。
迎えに来る時にノーナビだと迷いそうだから
合言葉をタイトルに、俺はここにいると主張しておく。

幸せとは

彼女の死に対し各所から哀悼のメッセージを色々頂き、ありがたく思う。

ただ一つ、一つだけ、


「彼女は幸せだったと思う」


これは凄い痛かった。

悪意が無いのは分かるから、それがまた辛い。


思い出は確かにあるけど。しかし約束した事、願った事は何一つ叶わなかった。

彼女が遠くに引っ越す時に約束した「思い出の場所の観覧車に乗る」って約束も

同居が難しくても、サポートを利用して「二人で生きていこう」って約束も

先が長くなさそうだから「ウェディングドレスが着てみたかった」って願いも

あと「ディズニー行きたい」とか「エヴァの映画完走したい」とか細かい願いも諸々

全部ダメ。こんな未練残し過ぎで幸せであったとはとても思えないのである。


彼女の意思と疎通できれば、もしかしたら気をつかってそう言ってくれるのかもしれない。

それであれば諦めもつくのかもしれないけど。

ほんと、声が聴きたい。

精油と友人と

彼女の死以来、正直リア充のイチャイチャ振りを見ると呪いたくなっていた。
なんだけど、このタイミングでやってきた友人の結婚報告には素直に喜べた。不思議に思う。


そんな訳で今日、結婚祝いも兼ねて都心の方に買い物へ行ってきた。
やっぱり都会の店は品揃えが違う。


買い物したのは趣味のアロマテラピー用の精油。

悲しみを和らげるとされる精油も色々あるようだけど、細かい違いはよく分からないので、適当に死に近いイメージの3つを選んだ。
 ・サイプレス
 ・フランキンセンス
 ・シダーウッドアトラス


イモーテルというのも名前的に気になったのだけれど、値段にビビって今回は諦める。ヘタレ。
(記事を書いてる最中にフランキンセンスを調べたら、死とは特に関係なかった。彼女の死因であるがんへの抵抗力を上げるようなので、無意識に買ってしまったのかもしれない)


その後は友人と会って、お茶しながら近況とかくだらない話とか。
自分が交際してた事は知ってるので、もういないという報告もした。
友人は高校からの付き合いで、一緒に上京した腐れ縁みたいなものだ。
女っ気が全くなかったから驚きだったけど、やっぱり怒りとか妬みとかの感情は起こらなかった。
代わりに幸せになって欲しかったのか、あるいは諦念なのかはわからない。
でもあの日以来、初めて心穏やかに一日を過ごせた気がする。



精油試してみるかな。